木製品ツアーNo.2 プライウッド材料
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プライウッド(木材の薄く剥いた突き板を何層にも重ね、型にはめて成型したもの)には、3つの魅力的なポイントがあります。1.資材の有効利用と2.木材本来の持つ、そりやねじれ、収縮といった厄介な性質をなくすこと、3.デザインを自由にするという事が可能になりました。
そんなプライウッドの製品の中でもチャールズ・イームズの試みた「木材で自由な形を得る為の製品開発」は、それまでのデザインの方向性を大きく変えることになりました。無垢材の木製椅子では、コスト高になるゆえに実現できなかった人間の体にフィットした自由な形状を製作できる事とそれを大量生産のローコストの技術に結び付けたからです。プライウッド生産は、量産可能な技術としてコストに大きな影響を及ぼし、安価で多くの人に利用してもらえる曲げ木製品の次世代の技術として世界の家具産業に影響を与えました。
無垢材の1枚板で作るより、表と裏面にその必要な材料の突き板を張って中身は更に安価なブナ(ビーチ材)やカバの突き板を入れてあげることでかなりの材料費の節約なります。そのコストダウンの方法が、材料に新たなる側面として「エッジ」の美しい魅力や無垢材では通常ありえない、美しい木目の新しい表情が生まれることになりました。
また、金属でしかなしえなかった、カンチレバーなどの構造も成型技術を用いることにより、可能になり、北欧のメーカーからデザイナーの美しい製品が次々と生み出されました。今現在は、コストダウンと言うよりは、若手デザイナー一人一人のテーマとしてコスト意識はもちろんの事、新しい構造、構成面でまたゆっくりと少しづつ新しい試みがされています。 |
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| 木材を薄く剥いて一枚ずつ木の皮として仕上げます。その使用材料により、長さ幅など細かく分けて納品されて積まれた写真です。 |
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成型合板の製作工程でおなじみの高周波+プレス機です。下の写真のように成型したい型の間に金属板+電流を流す為の銅板がついています。
上下の金属の間に何枚にもボンドをつけて重ねた突き板を挟み込み、プレス機で圧着します。そのあとに、右側の高周波機から高電圧を流し、突き板を通して流れることに電子レンジのように、間のボンドが短時間で固まります。部材厚みや大きさにより通電時間がかわりますが、通常の椅子の部材で1分弱で完了します。その通電の間に、次の材料にボンドを塗って準備をします。 |
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| 出来上がった成型合板は、それぞれの部材としてカット・仕上げに廻される順番を待ちます。 |
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| 形を整えて、エッジを磨き、塗装仕上げを行って完成です。 |
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各パーツをくみ上げて、完成です。材料一つ一つの組み合わせでなし得るデザインにただ感心するばかりです。
通常の無垢材では、このような木目は決して出てくることはありません。しかし、工業生産技術と自然材料の組み合わせにより生まれた、木製品の新しい付加価値として1960年代以降、特に北欧を中心に広がっていきました。 |
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