ヨーゼフ・ホフマンのクーブス ソファは、19世紀の家具が未だ芸術の延長上にあった時代と、工業製品として扱われる時代の狭間に生まれました。
芸術性を追求したそれまでの流れから脱却しようと、直線・モダンニズムの概念を加え、簡素な形態ながら、良質なデザインを持つ製品の開発へと移行していきます。この考えが色濃く現れているのが、クーブス ソファです。このクーブス ソファは、量産が可能で有りながら、手の込んだ構造と良質なデザインを持つ、ホフマンの傑作ソファとなりました。
しかし、クーブス ソファは量産が可能ながら、1枚1枚の革を縫製して更に下地のウレタン材と縫い合わせをしてボリューム感が出されており、コルビジェのLC2等と比べると手間がかかる製品だったので、商業的には成功しなかったようです。
ホフマンがもう少し、後から生まれていれば生産性の向上や、新素材が現れて素晴らしい作品を作り続けてくれたかもしれません。
芸術・工芸品としての家具からデザイン・産業製品としての過渡期に発表されたクーブス ソファ 1pは、歴史的にも有意義な作品ではないでしょうか。
型番 | SF6044A |
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商品名 | クーブス ソファ 1p |
デザイナー | ヨーゼフ・ホフマン |
デザイン年 | 1910 |
サイズ | W93xD81.5xH74.5 SH44.5(cm) |
配送区分 | |
梱包状態 | 1個口・完成品・約45kg |
素材 | 張地:レザー クッション:高密度ウレタン・ポリエステル綿 脚:バーチ材 塗装仕上げ |
生産国 | 中国 |
※品質改良のため、デザイン・仕様・サイズを予告なく変更する場合があります。
こちらの商品は、受注生産品です。
ご注文から、3~5か月後のご納品となりますので、余裕をもってご注文されることをお勧めいたします。
E-comfortのクーブス ソファ 1pは、ジェネリック製品です。
E-comfortは、デザイナーズ家具を多くの方に使っていただきたいという思いから、お求めやすい価格を目指しています。
チェコのピルニッツ(ブルトニツェ)の生まれ。ブリュンの国立工芸学校に学び、ヴュルツブルクの軍事施設建設局に勤めた後、ウィーンの造形芸術アカデミーに進学し研鑽を積ん...