革のお手入れ

革のお手入れをしましょう。革のグレードや仕上げ方法により異なりますが、ここでは、一般的なメンテナンスをご案内します。
革について、素材詳細ページもご参照ください。


 革について

スタンダードレザーの特徴

銀面部分を完全にそぎ落とし、床面と呼ばれるベース部分のみをなめして型押しをした、スタンダードな革です。

日本で革張りソファと言えば、通常このクラスの革が標準的に使われています。

E-comfortでは、セミアリニン仕上げを施したものを使用しています。

デラックスレザーの特徴

銀面部分をわずかに残して革本来の風合いを保ち、厚い革質と大きめの型押しにより革の表面が一定で落ち着いた表情を持っています。

スタンダードレザーより、厚く・強く、そして深みのある色を持っています。最も耐久性に優れた、お勧めのレザーです。

E-comfortでは、セミアリニン仕上げを施したものを使用しています。

セミアリニン仕上げとは?

まず、アニリンとは革を染める染料のことです。アニリンで染めただけでは表面が露出しているため、傷や水に弱いという弱点があります。

セミアニリンの革とはアニリンで染めた後に、透明感のある特別な顔料を表面に薄く吹き付ける加工を行ったものです。

高級感のある見た目と、傷や水に対する強度を持ち合わせた革になります。その美しさと強度から、高級車の革張りシートや高級家具などにもよく使用されます。

E-comfortでは、スタンダード・デラックス共にセミアリニン仕上げを施したものを使用し、高級感と実用性を兼ね備えたメンテナンスのしやすい家具をお届けしています。



デラックスレザーとスタンダードレザーの違い


レザーの組成図

スタンダードとデラックスを並べて比較すると、デラックスの方が厚みがあることが分かります。
この厚みがある分、ざっくりとした革の質感と型押しの表情を充分に楽しめる革質になっています。
また、コーティングが厚く傷がつきにくい上、お手入れがし易いのが特徴です。



 革の注意事項


購入したら保護クリームを早めに塗りましょう

汚れや使用時に付着してしまう皮脂から革を保護する為に、保護クリームを塗ってください。買ってすぐに行っていただくお手入れが、きれいな状態で長くお使いいただけるポイントです。

また、革は乾燥すると色あせやひび割れが生じる場合もあるので、季節などに応じて、保護クリームをしっかりと塗り込んでください。コーティングの役目をしてくれるので汚れもつきにくくなり、後のお手入れが簡単に行なえます。

なお、オイルを使用してお手入れする場合、靴用のミンクオイルは油脂の成分が多すぎて家具には向きません。汚れが革に定着して、落ちづらくなってしまう恐れが有ります。専用の保護クリームを購入される事をおすすめします。

湿気に注意

湿気の多い部屋で使用された場合、カビやべたつきの原因になりますのでご注意ください。また、革のソファなどをお部屋に置く際、壁との間にすきまをつくり、空気が通るようなレイアウトでお使いいただくことをおすすめします。

太陽光に注意

革に直射日光は禁物です。革のたんぱく質は、紫外線が長時間当たると壊れてしまいます。そうすると革が硬化して、ひび割れの原因になります。また、色付けに使用する染料も劣化し、色褪せてきます。

カーテンを閉めたり、直射日光の当たらないところに設置して頂くとより安心です。

水分に注意

飲食物や液体などをこぼしてしまった時は、革に染みこまないようすぐに拭きとってください。時間が経つと色ムラやシミ・カビの原因になります。また、革製品の専用クリーナーでのクリーニングもおすすめです。きれいにクリーニングして自然乾燥させたら、仕上げの保護クリームを塗るのをお忘れなく。





日常の中で簡単に出来るメンテナンス方法で、定期的にお手入れをしましょう


1.メンテナンスに必要なクリーム・スポンジ・ウエス。

1.準備するのは保護クリームとスポンジ、ウエス。今回は簡単にお手入れの出来る、ラナパーを使用しました。



2.ラナパーをスポンジに取ります。

2.まずはクリームを適量、スポンジに取ります。



3.レザーにクリームを伸ばしていきます。

3.レザーのお手入れする面全体に、クリームをやさしく伸ばしていきます。



4.ウエスでクリームを馴染ませるように軽く拭き取ります。

4.ウエスでクリームを馴染ませるように軽く拭き取り、完了です。



手前側の半分のみお手入れして比べてみました。しっとりとした美しい光沢が出たのが分かりますね。

手前側の半分のみお手入れしてみました。奥の半分と見比べると、しっとりとした美しい光沢が出たのが分かりますね。



ポニースキンのお手入れについて


ポニースキンのメンテナンス

普段は柔らかい豚毛のブラシなどで、やさしくブラッシングしてください。
汚れがひどい場合や、1年に1度程度のメンテナンスとして、カウラグ・ハイドを散布し、ブラッシングしたのち掃除機をかけてください。

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