無垢木材のメンテナンス

無垢木材の塗装の種類、メンテナンス方法をご案内します。
無垢木材について、素材詳細ページもご参照ください。


         
 無垢木材について

ウレタン塗装仕上げとは?

ウレタン塗装とは、ポリウレタン樹脂を生成させる塗膜で、木材の表面を覆う仕上げ方法のことです。通常、ウレタン塗装溶剤は、主剤と硬化剤の2液を混ぜ合わせて化学反応により硬化する塗料のことを指します。

硬化剤に含まれるイソシアネートが主剤と反応してウレタン結合という網目構造のポリマーを作ることからウレタン塗料と呼ばれています。日本で販売されているほとんどの木製家具(無垢木材に限らず)に使用されています。

オイル仕上げに比べると、被膜が強固で密閉性が高いため、湿度などの影響を受けにくいというメリットがあります。そのため、木材の狂いや割れなどが生じにくく、安定した品質を保ちます。

水に強いため普段のお手入れは楽ですが、経年劣化で黄変したり、摩耗してはげてしまう部分ができます。

ウレタン塗装が劣化した場合、ご家庭での修復が難しいため、修理に出してウレタンをきれいに剥がしてからの再塗装が必要となります。

オイル仕上げとは?

植物性オイルを主原料とした塗装を木材にしみ込ませる仕上げのことです。自然な風合いを損なわず、木材本来の手触りを楽しむことができます。

ウレタン塗装と比べると、オイルは硬化しないので自然に乾燥していきます。日本には四季があるため、長い間オイルを塗布しないでいると乾燥・湿気を含むことにより木材の収縮がおこり、割れ・反りなどがおこる可能性があります。

表面がウレタン塗装のように樹脂で固められていないため、傷が出来てしまった場合は、紙やすり等でこすって再度オイルを塗布したり、へこみが出来てしまった場合はスチームや水を含ませると戻ったりと、木の持つ特徴を活かしたメンテナンスが可能です。

傷の修復や定期的なオイル塗布など、メンテナンスの作業自体は自宅で簡単にできますので、事前に上記の点をご理解いただいた上でお選びいただくことをお勧めします。

天然素材ならではの変化を理解し、使い込んでいくうちに経年変化していく家具と向き合い、適切なお手入れをすることが大切です。

E-comfortでは、無垢木材を使用した製品はウレタン塗装仕上げを基本としておりますが、オイル仕上げもオーダーにてご注文いただけます。贅沢で良質な無垢木材の魅力をお楽しみください。



オイル仕上げとウレタン塗装の違い


  
オイル仕上げとウレタン塗装についての説明

オイル仕上げは、木材表面にオイルをしみ込ませて木材の湿気の出入りを防ぎます。自然な木材の風合が特徴的ですが、オイルの揮発性によって乾燥していくのでこまめなメンテナンスが必要となります。 ウレタン塗装は、木材をウレタン樹脂でコーティングしてしまうことで、木材の湿気の出入りを止めてしまいます。無垢ならでは手触りは無くなりますが、密閉性が高く、安定した品質を保ちます。

 


 無垢木材の注意事項


乾燥に注意

無垢木材には調湿機能があり、乾燥している場所では木材の持つ水分を放出します。表面がコーティングされていないオイル仕上げでは、乾燥に伴い木材自体が収縮し、割れや反りが生じることがあります。

数か月に1度、主に季節の変わり目など湿度の変化を感じる前に、オイルでのケアをしてください。

直射日光に注意

直射日光の当たるところでのご使用は控えてください。ウレタン塗装の劣化やオイルが黄変することがございます。

水分に注意

オイル仕上げの場合、水をこぼしたり食器の裏側に水分がついた状態でそのままにしておくと、染みになることがあります。

すぐに乾拭きや固く絞ったフキンで拭いて、水分が残らないようにしてください。

高温に注意

ウレタン塗装の場合、熱い物を直に置くと白く変色してしまうことがありますので、ご注意ください。





オイル仕上げの場合/日常の中で簡単に出来るメンテナンス方法で、定期的にお手入れをしましょう


1.メンテナンスに必要なクリーム・スポンジ・ウエス。

1.準備するのは保護クリームとスポンジ、ウエス。今回は簡単にお手入れの出来る、ラナパーを使用しました。



2.ラナパーをスポンジに取ります。

2.まずはクリームを適量、スポンジに取ります。



3.レザーにクリームを伸ばしていきます。

3.無垢家具のお手入れする面全体に、クリームをやさしく伸ばしていきます。



4.ウエスでクリームを馴染ませるように軽く拭き取ります。

4.ウエスでクリームを馴染ませるように軽く拭き取り、完了です。







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